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エネルギー調整センターがあった①~うしとらの使者~

ベイベ! 優次です( ,_ノ` )y━・~~~

連載記事の途中に別の連載記事を挟むというとても鬱陶しい事になりましたが、ごめんさない!

9月の話です。

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ある夜、そろそろ寝ようかという11時頃、

彩楓が急に「明日は広島に行くのだ」と言い出しました。

 

top_image

 

なぜ唐突に広島なのだ

 

分からないが、それは決まっている事で行かなければならないのだ

 

そして布団に入り、寝ながらスマホで広島について調べる彩楓。

 

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しばらくすると・・・

 

あった! ここだ! ここに行くんだ!

 

彩楓のスマホをのぞくと、尾道の艮(うしとら)神社という神社でした。

 

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そこに何があるんだ?

 

わからないが、今回は優次の回だな

 

そうなの?

 

そうだよ、そんな気がする。

 

そう言ってスマホを閉じ、寝る準備をする彩楓。

伊勢はおもいっきり彩楓の回でした。

そして今回、僕の回という事は、僕も神様から何かもらえるのかな・・・?

などと思っていると、

 

ちょっとちょっと!

 

彩楓が呼びかけてきます。

 

今ね、なんか来てるんだよ。

 

何が?

 

青い髪の、神様・・・じゃないけど、なんだろ、精霊というか、

伊勢の外宮で受付けしてた存在みたいな・・・

 

彩楓画伯による「青髪の使者さん」図画

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何それ、何かメッセージあるの?

 

ある! もう来てる! 同時通訳するから、書き留めて!

 

僕はスマホのメモ帳を用意しました。

 

「この場所は、石、木、土、水と、護りに、必要な、要素が揃っていて、本当に、すごいところです。
是非、ご覧になってください。」

 

この場所って?

 

艮神社だよ。艮神社の人が来てんだもん

 

え? 尾道の? 僕らが明日行く事にしたらわざわざウチに来て説明してくれたの?

 

そうだよ。それはそうとね、まだそこにずっといるんだよね。

 

え? メッセージ終わったのにまだいるの?

 

うん、せっかくだから何か聞きたい事とかあったら聞いときなよ

 

え、じゃあ、ええと、その、その護りの力をどうにかして持ち帰ったりとか、できますか?

 

また彩楓の同時通訳が始まる。

 

「丸い形の石。種類は何でもいいけど、なるべく、大きなもの。

形と大きさ、が、大事。それを、神社の、石の前に、かざす。」

 

え? 神社の石っていっぱいあるんじゃない? どれでもいいの?

 

「見れば、すぐにわかる。どの石にかざすか、必ずわかる。

かざしたら、和紙に包み、暗くして、静かにして、持ち帰る。

色々な邪気、好まない影響から、護ってくれ、人や物、自然や動物、根本的な生命エネルギーを、助けます。

必要なときにだけ、和紙から出して、使います。

それは持ち主だけが知る、持ち主だけのものになります」

 

その石は一生使えるの?

 

「一年間、使えます。人により、合う、合わない、はありますが、あなたには、とても合います」

 

と、いう事で、艮神社の石に、持っていった石をかざすと、僕専用の石ができるようです。

その後、使者は振り返りながら小走りで駆けていくビジュアルで消えていきました。

使者も忙しいのでしょうか、それとも時間的な問題(0時過ぎてた)でしょうか・・・。

 

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なんだか翌日の広島行きがとても楽しみになりました。

石、木、土、水の護りという事ですが、火の要素は攻撃なのかな・・・

本当に、その石はすぐにわかるだろうか・・・

などと色々考えましたが、彩楓と一緒に行けば大丈夫だろうと思い寝ました。

 

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②に続く

龍笛(りゅうてき)

はいほーい! 優次です。

伊勢の続きではありません。

 

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最近、彩楓が笛を吹きたいと言い出し、龍笛なる笛を買いました。

雅楽に使う楽器で、メロディーを奏でるものの一つだそうです。

 

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まだ届いていませんが、彩楓いわく、

 

吹く感覚がわかる

 

などとと豪語しており、笛の持ち方や構え、指の抑え方などが遠い記憶のように浮かんでくると言うのです。

彩楓は生まれてこのかた、一度も龍笛や篠笛など触ったこともありません。

 

吹いていた前世があったのかねえ

 

などと話しながら笛が届くのを楽しみにしていたのですが、

今日突然、パソコンを見ていた彩楓が

 

あ! この人会ったことあるわ!

 

と叫ぶので彩楓のパソコンを覗いてみると、

こんなような画像が・・・

 

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彩楓が見ていた画像とは違いますが、だいたいこんなのでした。

 

調べてみると「ガルダ」「迦楼羅天(かるらてん)」「鴉天狗」などと呼ばれる存在のようです。

全体的に黒く、胸が真っ赤で怖かったけど格好良かったといいます。

明らかに人ではないと思うのですが、彩楓はいつもその辺を間違えています。

 

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いつどこでどういう風に会い、何か言われたのか聞いたのですが、

 

さっぱり覚えてない

 

そうです。

が、絶対に会ったことはあると言います。

そしてこの存在について迦楼羅天の名前で調べてみると・・・

 

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龍笛かどうかはわかりませんが、似たような笛を持っているのです。

彩楓が急に笛を欲しがった事と、この迦楼羅天、なにか関係があるのでしょうか・・・

ちなみに迦楼羅天の画像もそうですが、龍笛奏者の映像など見てもみんな体の右に笛を構えています。

しかし彩楓は左側がしっくりくるそうです。

 

 

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笛、早く届くといいな・・・

伊勢の旅⑤-2 神のフリをするもの

秋になったな! 優次です( ,_ノ` )y━・~~~

細切れにてお送りしております。

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神社についてからも、彩楓はあまり気が乗らなかった。

小雨が降り止まない。

そのせいかはわからないが、息子も「いかない」と言っている。

しかし優次は先に降りてさっさと行ってしまった。

昨夜、地図を見たときには、確かにココに来るべきだと感じた。

その感覚には自信を持っている。

きっと、来るべき何かがあるのだろう。

 

image

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気の乗らぬまま、彩楓は車から降りた。

一礼して鳥居をくぐると、何だか嫌な感じがした。

優次が手水舎から声をかけてきた。

 

「ねーねーこの手水舎、面白いよー」

 

行ってみると、石のカエルの口から水が流れていた。

手水舎の柱やその周りには、やたらと立て札や張り紙があった。

古くて剥がれかかっているものあれば、

先週に貼ったばかりのような新しいものもあったが、

内容は、ネガティブで細かく、強い口調のものばかりだった。

 

子供は悪さをするな

大人は子供をよく見張っておけ

汚すな

あちこち勝手に触るな

 

それを見ていると、嫌な感じがますます強くなった。

高架下コンクリートの落書き。そういうものを連想してしまう。

 

image

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普段なら、すぐに引き返す。

こんな場所には一時もいたくない。

しかし、もしかしたらそれは、食わず嫌いだったのかもしれない。

こんな場所でも、行ってみれば案外すごい神様がいたり、

霊的にすごいエネルギーがあったりするのかもしれない。

不安の中に、少しの希望を見出す。

ここは、来るべきと感じた場所だ。

自分がここに来ると決めた手前もあり、今更引き返すわけにもいかない。

 

社殿のほうから、一人の男がこちらに向かって歩いてくる。

服装から、一見してここの神職だとわかる。

まだ若い。

挨拶をしようと、目を見た。

 

その瞬間、相手は顔を伏せ、挨拶を拒否した。

彩楓は驚いた。

神職の者は、普通礼儀正しい。

プライベートならともかく、少なくとも境内で装束を着ている間は、参拝客と目が合えば挨拶するものだ。

 

--殺伐としている--。

 

そう思った。

まるで、電車で乗り合わせた他人同士のようだ。

 

image

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やはり、ココはおかしい。

彩楓はそう思いながら、カエルが吐き出す水で手を洗った。

 

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つづくよ

プロフィール

望月優次

Author:望月優次

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