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伊勢の旅⑤-1 神のフリをするもの(前半)

バイザウェイ 優次です( ,_ノ` )y━・~~~

今回の写真はサムネ表示していません。

「見る」をクリックすると表示されますが、霊的に敏感は人はクリックしないでください。

見たい人だけ自己責任で見てね!(一応ボカシは入ってます)

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ウザかわいい妖怪のいる宿。

夜もふけた頃、優次は布団の中に入ってスマホをイジっていた。

宿の周辺の神社を検索していたのだ。

優次は旅先でも、朝はなるべく神社に参拝するようにしている。

いくつか出てきた候補を彩楓に見せる。

 

ここだな

 

彩楓がひとつの神社を指さした。(以下A社とする)

神社の名前や地図、写真を視るとピンと来るものがあるという。

このようにして決まる参拝先は、いつも氣の良い神社でハズレがない。

神様が出てきて、何かしらのメッセージをくれる事も多い。

それがいつもの習慣であり、必然であり当然であると、優次も彩楓も考えていた。

しかし今回は、それまでとは事情が違っていた。

彩楓の立ち位置である。

 

--もう、中道ではない--。

 

中道でいる者の必然と、光の側に立つ者の必然は、違う。

 

翌朝、宿をチェックアウトした優次達は、早速A社に車を走らせた。

まだ、小雨がパラついていた。

ほどなくA社に到着し、駐車場を探す。

境内に、ドラム缶ほどの太さの大木が、2メートルほどの間隔で何本も生えており、

その一帯が参拝客の駐車場になっていた。

優次は、大木の間を縫うように車を停めた。

後席の息子に声をかける。

 

「着いたよ~、神社行くよ~」

 

いつもなら一緒に参拝したがる息子だが、この時は違った。

 

「行かない、ここ、神社じゃない」

 

意外な返事だった。

しかし息子の言葉を否定はしなかった。

連れて行けとせがまれ、あれやこれやと付き合わされるのも面倒だ。

大人だけでさっさと参拝を済ませてしまおう。

 

「じゃあ、父ちゃんと母ちゃんだけで行ってすぐに帰ってくるから、待っといてね?

「うん」

 

車から降り立つと、靴の下でジュジュっと音がした。

半ば朽ちた木の葉が幾重にも積もり、スポンジのように雨水を含んでいるのだ。

小雨は、まだパラついていた。

 

稲荷社ではないが、鳥居が朱かった。

奇妙に思ったが、そういう神社もあるのかな、くらいにしか思わなかった。

aku01

 

手水舎で手を洗っていると、遅れてやってくる彩楓が見えた。

鳥居をくぐる彩楓に、手水舎から声をかける。

 

「ねーねーこの手水舎、面白いよー」

 

やたらと、注意書きの多い手水舎だった。

立て札があったり、柱に張り紙があったり、その全てが注意書きだった。

しかし何より面白いのは、手水の出処だった。

龍や竹筒、ただの水道カランなどはよく見るが、

その手水舎では、石のカエルが水を吹き出していた。

aku02

 

彩楓もきっと面白がるだろうと思って声をかけたのだが、

彩楓からは特に返事もなく、うつむき加減の表情は少し暗く見えた。

 

--雨の、せいか--。

 

もやもやとした曇り空を見上げ、優次はそう思った。

メガネに、雨粒がついた。

 

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ええ、つづきます。

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望月優次

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